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無料・有料の校正ツール15選を徹底比較!各ツールの特長や活用のコツを解説

2023/03/14 文賢マガジン編集部 無料・有料の校正ツール15選を徹底比較!各ツールの特長や活用のコツを解説

この文章は文章作成アドバイスツール「文賢」で
チェックし、作成しました。

「文章のチェックを効率化したい・・・」
「社内の表記ルールを統一できるツールはないだろうか?」
「読みやすく、わかりやすい文章が書きたい・・・」

今、文章の品質を高めるための校正ツールのニーズが高まっています。
あらゆる人が文章を書くようになった昨今、文章の品質は、書き手だけでなく、その企業の印象をも左右するからです。

正しい言葉が使われており、読みやすくわかりやすい文章であれば、丁寧な印象を与えます。
しかし、言葉選びが荒く、読みにくくてわかりにくい文章は、書き手だけでなく、その企業の印象を損ねてしまいます。

今や、文章力を上げることは、個人および企業ブランディングに不可欠となりました。

文章を書く力がブランディングにもつながる時代に

そこでオススメしたいのが、校正ツールの活用です。

(※クリックすると大きなサイズが開きます)
文賢の使用画面
「文賢」の使用画面

校正ツールは、誤字脱字や言葉の誤用、重複表現などさまざまな項目をチェックし、正しくて読みやすい文章の作成をサポートしてくれます。
人の目だけでは気づきにくいミスを指摘してくれるので、文章の精度を効率的に高められるのです。

校正ツールは、インターネット上で使用する「クラウド型」と、PCにソフトをインストールする「インストール型」に大きく分けられます。
無料のものから有料のものまで、種類が豊富で、ツールごとに強みも異なります。

校正ツールは2タイプ

そこで今回、クラウド型の校正ツール「文賢(ブンケン)」を運営する株式会社ウェブライダーが、文賢を含む15の校正ツール(有料・無料)を実際に使用し、各ツールの機能や校正結果を徹底比較しました。

文賢チーム宮本

「文賢」のプロダクトチームの宮本と申します。
今回、各社のツールを比較するにあたり、有料ツールにおいては、実際に使用してみた様子を動画にしてみました。
各ツールの強みをわかりやすく知っていただけると思います。

また、記事の後半では、校正ツールを導入で失敗しないためのポイントもお伝えします。

それでは、さっそくまいりましょう。

1.校正ツール15選(無料・有料)の比較表

校正ツールは無料・有料ともに多くの種類があり、どれが自社に合うのか一つずつ検討するのは時間がかかります。
そこで今回、校正ツール「文賢」の開発に携わるウェブライダーのメンバーが、独自にリサーチして見つけた全15ツールを実際に試してみました。

無料・有料の校正ツール15選

客観的な基準を設けてツールごとの強みや弱みをレポートしているので、ぜひ自社に合ったツール選びの参考にしてください。

ツールごとの機能を詳しく紹介する前に、まずは各ツールの価格や利用環境といった基本情報を一覧表でお見せします。

>比較表のダウンロードはこちら(PDF)<

無料の校正ツール10選

※表は横にスクロールできます。

1.Enno 2.Tomarigi 3.日本語校正サポート 4.オンライン日本語校正補助ツール 5.文章校正ツール(so-zou.jp) 6.プレスリリース校正ツール 7.PRUV 8.Konisimple Tools 9.リライトマーカー 10.チョイミテーナ
価格
(税込)
無料 無料 無料 無料 無料 無料 無料 無料 無料 無料
※ただし以下のオプションは有料
・50文字以上の音声読み上げ
・音声翻訳
・文字起こし
一度に校正可能な文字数 上限なし 40,000字 10,000字 100KB(約50,000字) 10,000字 20,000字以上だとエラーが発生(編集部調べ) 400字(ユーザー登録すると20,000字) 10,000字以上だとエラーが発生(編集部調べ) 上限なし 5,000字
提供形態 クラウド型 インストール型 クラウド型 クラウド型 クラウド型 クラウド型 クラウド型 クラウド型 クラウド型 クラウド型
動作環境 Windows、Mac Windows10、Windows8、Windows7 Windows、Mac Windows、Mac Windows、Mac Windows、Mac Windows、Mac Windows、Mac Windows、Mac Windows、Mac
セキュリティ対策(クラウドの場合) テキストデータをクラウドサーバー上に保存しない 公式サイトに記載なし 公式サイトに記載なし 公式サイトに記載なし 公式サイトに記載なし ・テキストデータをクラウドサーバー上に保存しない

・SSL通信による暗号化
公式サイトに記載なし 入力内容の公開やアップロードはされない ・テキストデータをクラウドサーバー上に保存しない

・SSL通信による暗号化
特徴 「,」「.」を使用する理工系文書 や英語のスペルミスもチェックできる 係り受け関係を可視化する機能がある ・チェック結果が表で出力される

・Yahoo!APIを使用している
・助詞の抜け漏れや「い抜き言葉」を指摘してくれる

・Yahoo!APIを使用している
・「ら抜き言葉」や二重否定などもチェックしてくれる

・Yahoo!APIを使用している
・指摘事項がジャンルごとに色別で表示される

・Yahoo!APIを使用している
辞書をカスタマイズできる ・使用不適切な語や隠語など、チェック項目が豊富

・Yahoo!APIを使用している
・多用、乱用されがちな注意語句をハイライト表示する

・入力欄の文字のサイズ、フォントを変更できる
・チェック項目を深刻度の高い順にピンク、イエロー、グリーン、ブルーで色分けしてハイライト表示

・Yahoo!APIを使用している
詳細 詳しく見る 詳しく見る 詳しく見る 詳しく見る 詳しく見る 詳しく見る 詳しく見る 詳しく見る 詳しく見る 詳しく見る

※上記は2021年8月時点での調査結果です。

有料の校正ツール5選

※表は横にスクロールできます。

11.文賢 12.Microsoft Word 13.Just Right!6 Pro 14.ATOKクラウドチェッカー 15.Press Term
価格
(税込)
●初期費用
11,880円

●月額費用
2,178円/1アカウント
※まとめ買いの割引あり
●月額費用
594円~
※年間契約
※価格はプランにより異なる
●買い切り価格
51,700円
●初期費用
11,880円

●月額費用
550円
※ATOK Passport [プレミアム]の契約必須
●買い切り価格
33,000円 / PC1台
一度に校正可能な文字数 30,000字 上限なし 公式サイトに記載なし 10,000字(2017年時点) 公式サイトに記載なし
提供形態 クラウド型 クラウド型
※買い切りバージョンのOffice 2019はインストール型
インストール型 クラウド型 インストール型
動作環境 Windows、Mac Windows、Mac Windows10、Windows8 Windows、Mac Windows10、Windows8
セキュリティ対策(クラウドの場合) ・テキストデータをクラウドサーバー上に保存しない

・SSL通信による暗号化
SSL通信による暗号化
特徴 ・辞書のカスタマイズや共有が可能で、チームでの利用に便利

・アドバイス機能や文章表現機能など、人により伝わりやすい文章を書くための機能が充実
・Webページへの変換やワンクリック翻訳など、便利な機能あり

・Officeアプリのサブスクサービス「Microsoft 365」に契約するため、ExcelやPowerPointなども利用できる
・WordやPowerPointなどのアプリにアドインできる

・辞書をカスタマイズできる

・オプションで「共同通信社 記者ハンドブック」や「医療辞書2010 for ATOK」を校正で利用できる
・「ビジネス文」「公用文」「表記揺れ」など、用途に応じた校正内容を選択できる

・ATOK Passportとしての契約なので、ATOKのさまざまなサービスを受けられる
・文章を形態素単位で細かくチェックできる

・辞書をカスタマイズできる

・「記者ハンドブック」辞書が搭載されている

・付属アドインを使用することで、MicrosoftOffice上での利用が可能
詳細 詳しく見る 詳しく見る 詳しく見る 詳しく見る 詳しく見る

※上記は2021年8月時点での調査結果です。

校正ツール15選のひとつ「文賢」の機能を体験してみませんか?

「文賢」は、文章を貼り付けるだけでサクッとチェックしてくれる校正ツール。
記事制作からカスタマーサポートの現場まで、多くの方が導入されています。

公式サイトでは文賢の活用法や事例が紹介されているだけでなく、Zoomで気軽に参加できる「毎週開催のオンライン説明会」も好評です。
以下のバナーから、ぜひチェックしてみてください。

「文賢」バナー

「文賢」バナー

2.有料の校正ツール5選の性能をチェック

有料の校正ツール5選

ここからは、校正ツールのチェック性能を、編集部が実際に使用しながら検証していきます。
なお、ここでは気軽に試すのが難しい有料ツール5選に絞っています。

今回、各ツールを比較するにあたり、あえて誤字脱字や間違った表現などを含んだ「改善が必要な文章」を、「営業メール」と「企業ブログ」の2種類用意しました。
「改善が必要な文章」をツールで実際にチェックすることで、ツールごとの強み・弱みを分析します。

「改善が必要な文章については、中立性・客観性を保つために外部の人に協力を依頼。
編集部で作成した「理想的な文章」を、ランサーズを通して、複数人のライターにあえて「読みにくい文章」にリライトしてもらいました。

あえておかしな文章をつくり各ツールのチェック精度を試してみました

2-1.営業メールの文章を使い、有料ツールの性能を比較してみる

まずは営業メールの「改善が必要な文章」を校正ツールで検証していきます。

「改善が必要な文章」と「理想的な文章」を並べました。
タブをクリック(タップ)すると文章を切り替えられるので、見比べてみてください。

  • 改善が必要な文章
  • 理想的な文章
  • 株式会社 織木商事
    ご担当者様

    お世話になっております。
    株式会社クリエイティブネットコモンズの田中です。

    御社代表のSMSを拝見し、ご連絡致しました。
    当社は主に、Webサイトの受託制作を一気通貫でお受けしております。
    コロナ過で業界を取り巻く状況が変化していくなか、新規事業のお考えがございましたら、ぜひお力添えさせていただけると幸いです。

    弊社では、ランディングページやコーポレートサイト、さらには大規模なECサイトの構築まで、受託制作をすべて当社にて一気通貫でお受けしております。
    でもランディングページの制作を最も得意としており、ランディングページの製作のみでこれまで約1,000件以上、すべて合わせると二千件以上の個人・企業さまのサイト制作をおこなってきました。
    またサイト制作の際には、ヒアリングとご提案とデザインとコーディングまで、すべて当社にて一気通貫でお受けしております。

    さらに当社では、作って終わりじゃございません。
    サイト完成後のアクセス解析や運用のコンサルティングも、すべて当社にて一気通貫でお受けしております。
    継続的なウェブサイトのブラッシュアップ、時代に合わせたチューイングで、常に売り上げアップに貢献致します。

    詳しいサービス内容、料金体系などに興味がございましたら、ぜひ一度Web商談にて、お打ち合わせの時間をいただけないでしょうか。

    【日程候補】
    ●7月5日(月) 10:00~11:00、13:00~15:00
    ●7月6日(火) 10:00~19:00
    ●7月7日() 10:00~14:00、15:30~19:00
    ※オンラインで30分程度を想定しております。

    万が一、ニーズに合わなかった場合は、その場でお断りいただいても差し支えございません。

    唐突なご提案で恐縮ですが、何卒ご検討いただけますとです。
    何卒ご検討よろしくお願いします。

  • 株式会社 織木商事
    ご担当者様

    お問い合わせから突然のご連絡、失礼いたします。
    株式会社クリエイティブネットコモンズの田中と申します。

    貴社代表のSNSを拝見し、ご連絡いたしました。
    弊社は主に、Webサイトの受託制作を請け負っております。
    コロナ禍で業界を取り巻く状況が変化していくなか、新規事業のお考えがございましたら、ぜひお力添えできれば幸いです。

    弊社では、ランディングページやコーポレートサイト、さらには大規模なECサイトの構築まで、受託制作を請け負っております。
    なかでもランディングページの制作を最も得意としており、ランディングページの制作のみでこれまで約1,000件以上、すべて合わせると2,000件以上の個人・企業さまのサイト制作をおこなってきました。
    またサイト制作の際には、ヒアリング・ご提案・デザインからコーディングまで、すべて弊社にて一気通貫でお受けしております。

    さらに弊社では、作って終わりではございません。
    サイト完成後のアクセス解析や運用のコンサルティングもお任せください。
    継続的なWebサイトのブラッシュアップ、時代に合わせたチューニングで、常に売り上げアップに貢献いたします。

    詳しいサービス内容、料金体系などに興味がございましたら、ぜひ一度Web商談にて、お打ち合わせの時間をいただけないでしょうか。

    【日程候補】
    ●7月5日(月) 10:00~11:00、13:00~15:00
    ●7月6日(火) 10:00~19:00
    ●7月7日() 10:00~14:00、15:30~19:00
    ※オンラインで30分程度を想定しております。

    万が一、ニーズに合わなかった場合は、その場でお断りいただいても差し支えございません。

    唐突なご提案で恐縮ですが、何卒ご検討いただけますと幸いです。
    どうぞよろしくお願い申し上げます。

  • 改善が必要な文章
  • 理想的な文章
  • 株式会社 織木商事
    ご担当者様

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    御社代表のSMSを拝見し、ご連絡致しました。
    当社は主に、Webサイトの受託制作を一気通貫でお受けしております。
    コロナ過で業界を取り巻く状況が変化していくなか、新規事業のお考えがございましたら、ぜひお力添えさせていただけると幸いです。

    弊社では、ランディングページやコーポレートサイト、さらには大規模なECサイトの構築まで、受託制作をすべて当社にて一気通貫でお受けしております。
    でもランディングページの制作を最も得意としており、ランディングページの製作のみでこれまで約1,000件以上、すべて合わせると二千件以上の個人・企業さまのサイト制作をおこなってきました。
    またサイト制作の際には、ヒアリングとご提案とデザインとコーディングまで、すべて当社にて一気通貫でお受けしております。

    さらに当社では、作って終わりじゃございません。
    サイト完成後のアクセス解析や運用のコンサルティングも、すべて当社にて一気通貫でお受けしております。
    継続的なウェブサイトのブラッシュアップ、時代に合わせたチューイングで、常に売り上げアップに貢献致します。

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    ●7月5日(月) 10:00~11:00、13:00~15:00
    ●7月6日(火) 10:00~19:00
    ●7月7日() 10:00~14:00、15:30~19:00
    ※オンラインで30分程度を想定しております。

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    コロナ禍で業界を取り巻く状況が変化していくなか、新規事業のお考えがございましたら、ぜひお力添えできれば幸いです。

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    またサイト制作の際には、ヒアリング・ご提案・デザインからコーディングまで、すべて弊社にて一気通貫でお受けしております。

    さらに弊社では、作って終わりではございません。
    サイト完成後のアクセス解析や運用のコンサルティングもお任せください。
    継続的なWebサイトのブラッシュアップ、時代に合わせたチューニングで、常に売り上げアップに貢献いたします。

    詳しいサービス内容、料金体系などに興味がございましたら、ぜひ一度Web商談にて、お打ち合わせの時間をいただけないでしょうか。

    【日程候補】
    ●7月5日(月) 10:00~11:00、13:00~15:00
    ●7月6日(火) 10:00~19:00
    ●7月7日() 10:00~14:00、15:30~19:00
    ※オンラインで30分程度を想定しております。

    万が一、ニーズに合わなかった場合は、その場でお断りいただいても差し支えございません。

    唐突なご提案で恐縮ですが、何卒ご検討いただけますと幸いです。
    どうぞよろしくお願い申し上げます。

上記の「改善が必要な文章」で、校正ツールに指摘してもらいたい箇所をまとめたのが、以下の表です。
はたして、このあとの各ツールの検証結果で、どれだけの指摘がなされるでしょうか?

チェックしてほしい箇所
校正後(例)
お世話になっております ※はじめてのご連絡には適さない表現
御社 貴社
SMS SNS
致しました いたしました
当社 弊社
コロナ過 コロナ禍
お力添えさせていただけると お力添えできると
受託制作をすべて当社にて一気通貫でお受けしております 受託制作を請け負っております(※この後に続く文章と重複している表現を変更)
中/なか ※表記揺れ
製作 制作
二千 2,000
様/さま ※表記揺れ
ヒアリングとご提案とデザインとコーディングまで ヒアリング・ご提案・デザインからコーディングまで
作って終わりじゃございません 作って終わりではございません
Web/ウェブ ※表記揺れ
チューイング チューニング
7月7日(火) ※曜日の誤り
幸です 幸いです
何卒 なにとぞ
チェックしてほしい箇所
校正後(例)
お世話になっております ※はじめてのご連絡には適さない表現
御社 貴社
SMS SNS
致しました いたしました
当社 弊社
コロナ過 コロナ禍
お力添えさせていただけると お力添えできると
受託制作をすべて当社にて一気通貫でお受けしております 受託制作を請け負っております(※この後に続く文章と重複している表現を変更)
中/なか ※表記揺れ
製作 制作
二千 2,000
様/さま ※表記揺れ
ヒアリングとご提案とデザインとコーディングまで ヒアリング・ご提案・デザインからコーディングまで
作って終わりじゃございません 作って終わりではございません
Web/ウェブ ※表記揺れ
チューイング チューニング
7月7日(火) ※曜日の誤り
幸です 幸いです
何卒 なにとぞ

各有料ツールでの結果を比較

以下が、「営業メール」の文章例における、各ツールでのチェック結果です。
あくまでもチェック結果の一例ですが、ツール選びの参考になるかと思います。

(※クリックすると大きなサイズが開きます)
有料校正ツール比較表1

>各有料校正ツールの詳細を今すぐ見る

2-2.企業ブログの文章を使い、有料ツールの性能を比較してみる

続いて、文体が比較的フランクである「企業ブログ」の例文も用意しました。
「改善が必要な文章」を校正ツールで検証していきます。

「改善が必要な文章」と「理想的な文章」を並べました。
タブをクリック(タップ)すると文章を切り替えられるので、見比べてみてください。

  • 改善が必要な文章
  • 理想的な文章
  • こんにちわ、株式会社ミライチャットの広報、山本です!

    2020年4月にリモートワーク体制に移行した弊社。
    現在も18人のメンバーみんながオンラインで業務を行ってます

    実は、リモートワーク体制にへ移行した当初は「コミュニケーションが不足するのではないか?」といった懸念がなかったわけではないです
    でも、コミュニケーション活性化のための様々な施策を行うことで、メンバー間のコミュニケーションが円滑になり、業務効率もアップしてます

    今回は、そん社内コミュニケーションに関する施策の中から、「オンラインゲーム」をご紹介致します

    オンラインゲームを実施するタイミングは隔週で開催する全社ミーティングの前後で、所要時間は10分~30分と、ゲームの内容によって異なります。
    基本的には全員参加です!

    私達行っているオンラインゲームは、出題者のジェスチャーを当てる「ジェスチャー当てゲーム」(お題は単語をランダムに出すツールを使って選ぶと盛り上がります)や、チームに分かれて与えられたお題で如何にユニークなプレゼンをするかを競う「お題プレゼン」などです。
    「お題プレゼン」はmiroといったホワイトボードツールを共同編集しながらディスカッションするので、チームビルディングにも効果的です。

    こうしたオンラインゲームの取り組みに対して、メンバーからは「社員一人一人の新たな一面を知れる」「ストレス解消になる」といったポジティブな意見が集まっています!
    また、zoommiroといった、テレワークに欠かせないツールの社内浸透にもちゃんと役立っています。

    もしよろしければ、皆さんも採り入れてみて下さいね!

  • こんにちは、株式会社ミライチャットの広報、山本です!

    2020年4月にリモートワーク体制に移行した弊社。
    現在も18人のメンバー全員がオンラインで業務をおこなっています

    実は、リモートワーク体制に移行した当初は「コミュニケーションが不足するのではないか?」といった懸念がありました
    でも、コミュニケーション活性化のためのさまざまな施策をおこなうことで、メンバー間のコミュニケーションが円滑になり、業務効率もアップしています

    今回は、そんな社内コミュニケーションに関する施策の中から、「オンラインゲーム」をご紹介いたします

    オンラインゲームを実施するタイミングは、隔週で開催する全社ミーティングの前後。
    所要時間は10分~30分と、ゲームの内容によって異なります。
    業務の都合がつくメンバーには、できる限り参加してもらうようにしています。
    (もちろん強制ではありません!)

    私たちおこなっているオンラインゲームの一例を以下にあげますね。


    ●ジェスチャー当てゲーム
    出題者のジェスチャーを当てるゲームです。
    お題は、単語をランダムに出すツールを使って選ぶと盛り上がります。

    ●お題プレゼン
    チームに分かれ、与えられたお題でいかにユニークなプレゼンをするかを競うゲームです。
    Miro」といったホワイトボードツールを共同編集しながらディスカッションするので、チームビルディングにも効果的です。


    こうしたオンラインゲームの取り組みに対して、メンバーからは「社員一人ひとりの新たな一面を知れる」「ストレス解消になる」といったポジティブな意見が集まっています!
    また、ZoomMiroといった、リモートワークに欠かせないツールの社内浸透にもしっかりと役立っています。

    もしよろしければ、皆さんも採り入れてみてくださいね!

  • 改善が必要な文章
  • 理想的な文章
  • こんにちわ、株式会社ミライチャットの広報、山本です!

    2020年4月にリモートワーク体制に移行した弊社。
    現在も18人のメンバーみんながオンラインで業務を行ってます

    実は、リモートワーク体制にへ移行した当初は「コミュニケーションが不足するのではないか?」といった懸念がなかったわけではないです
    でも、コミュニケーション活性化のための様々な施策を行うことで、メンバー間のコミュニケーションが円滑になり、業務効率もアップしてます

    今回は、そん社内コミュニケーションに関する施策の中から、「オンラインゲーム」をご紹介致します

    オンラインゲームを実施するタイミングは隔週で開催する全社ミーティングの前後で、所要時間は10分~30分と、ゲームの内容によって異なります。
    基本的には全員参加です!

    私達行っているオンラインゲームは、出題者のジェスチャーを当てる「ジェスチャー当てゲーム」(お題は単語をランダムに出すツールを使って選ぶと盛り上がります)や、チームに分かれて与えられたお題で如何にユニークなプレゼンをするかを競う「お題プレゼン」などです。
    「お題プレゼン」はmiroといったホワイトボードツールを共同編集しながらディスカッションするので、チームビルディングにも効果的です。

    こうしたオンラインゲームの取り組みに対して、メンバーからは「社員一人一人の新たな一面を知れる」「ストレス解消になる」といったポジティブな意見が集まっています!
    また、zoommiroといった、テレワークに欠かせないツールの社内浸透にもちゃんと役立っています。

    もしよろしければ、皆さんも採り入れてみて下さいね!

  • こんにちは、株式会社ミライチャットの広報、山本です!

    2020年4月にリモートワーク体制に移行した弊社。
    現在も18人のメンバー全員がオンラインで業務をおこなっています

    実は、リモートワーク体制に移行した当初は「コミュニケーションが不足するのではないか?」といった懸念がありました
    でも、コミュニケーション活性化のためのさまざまな施策をおこなうことで、メンバー間のコミュニケーションが円滑になり、業務効率もアップしています

    今回は、そんな社内コミュニケーションに関する施策の中から、「オンラインゲーム」をご紹介いたします

    オンラインゲームを実施するタイミングは、隔週で開催する全社ミーティングの前後。
    所要時間は10分~30分と、ゲームの内容によって異なります。
    業務の都合がつくメンバーには、できる限り参加してもらうようにしています。
    (もちろん強制ではありません!)

    私たちおこなっているオンラインゲームの一例を以下にあげますね。


    ●ジェスチャー当てゲーム
    出題者のジェスチャーを当てるゲームです。
    お題は、単語をランダムに出すツールを使って選ぶと盛り上がります。

    ●お題プレゼン
    チームに分かれ、与えられたお題でいかにユニークなプレゼンをするかを競うゲームです。
    Miro」といったホワイトボードツールを共同編集しながらディスカッションするので、チームビルディングにも効果的です。


    こうしたオンラインゲームの取り組みに対して、メンバーからは「社員一人ひとりの新たな一面を知れる」「ストレス解消になる」といったポジティブな意見が集まっています!
    また、ZoomMiroといった、リモートワークに欠かせないツールの社内浸透にもしっかりと役立っています。

    もしよろしければ、皆さんも採り入れてみてくださいね!

上記の「改善が必要な文章」で、校正ツールに指摘してもらいたい箇所をまとめたのが、以下の表です。
はたして、このあとの各ツールの検証結果で、どれだけの指摘がなされるでしょうか?

チェックしてほしい箇所
校正後(例)
こんにちわ こんにちは
みんな 全員
行ってます おこなっています
体制にへ 体制に/体制へ
懸念がなかったわけではないです 懸念がありました
様々な さまざまな
受託制作をすべて当社にて一気通貫でお受けしております 受託制作を請け負っております(※この後に続く文章と重複している表現を変更)
行う おこなう
アップしてます アップしています
そん そんな
致します いたします
オンラインゲームを(以下略) ※一文が長すぎるので、文章を二つに分ける
私達 私たち
私達が行っているオンラインゲームは(以下略)
※オレンジ色の部分
※一文が長すぎるので、箇条書きにする
如何に いかに
miro Miro
一人一人 一人ひとり
zoom Zoom
リモートワーク/テレワーク ※表記揺れ
ちゃんと しっかりと
下さい ください
チェックしてほしい箇所
校正後(例)
こんにちわ こんにちは
みんな 全員
行ってます おこなっています
体制にへ 体制に/体制へ
懸念がなかったわけではないです 懸念がありました
様々な さまざまな
受託制作をすべて当社にて一気通貫でお受けしております 受託制作を請け負っております(※この後に続く文章と重複している表現を変更)
行う おこなう
アップしてます アップしています
そん そんな
致します いたします
オンラインゲームを(以下略) ※一文が長すぎるので、文章を二つに分ける
私達 私たち
私達が行っているオンラインゲームは(以下略)
※オレンジ色の部分
※一文が長すぎるので、箇条書きにする
如何に いかに
miro Miro
一人一人 一人ひとり
zoom Zoom
リモートワーク/テレワーク ※表記揺れ
ちゃんと しっかりと
下さい ください

各有料ツールでの結果を比較

以下が、「企業ブログ」の文章例における、各ツールでのチェック結果です。
あくまでもチェック結果の一例ですが、ツール選びの参考になるかと思います。

(※クリックすると大きなサイズが開きます)
有料校正ツール比較表2

上の表を見ると、どんな校正ツールも完璧ではなく、ツールごとに得意分野も異なることがわかります。
そのため、ツールの得意分野を活かしながら校正作業を効率化しつつ、人の目で文章を最終チェックするのが理想です。

また、校正の品質をさらに高めるために、複数のツールを併用するのもオススメです。
たとえば「Microsoft Word」と「文賢」を併用するなどです。

組み合わせによっては、理想の校正環境を構築できるでしょう。

どんなツールも完璧ではない。ツールごとの強みを活かして最終的には目視をすべき

3.校正ツール15選(無料・有料)の各機能紹介(一部動画あり)

先ほどは有料ツールに絞って文章をチェックをしましたが、校正ツールには無料のものも多いです。

そこでここからは、無料・有料の校正ツール15選の機能や使い勝手を詳しくお伝えしていきます。
有料ツールについては、実際に利用した様子を収録した動画もご用意しました。

3-1.無料の校正ツール10選

無料ツールは、コストがかからず、気軽に導入できるのが大きな魅力。
ここでは概要と使用した感想のみをご紹介するので、気になるツールはぜひご自身で試してみてください。

なお大半の無料ツールでは、Yahoo! JAPANが提供している「テキスト解析WebAPI」という仕組みを使っています。
そのため、このAPIを使っている無料ツール同士だと、校正結果に大きな違いはありません。

1.Enno

ハングリィ・ライク・カネゴンさんが開発・提供する、無料の校正ツールです。
校正前後の文章が横並びで表示されるため、見比べての修正作業も快適。
誤っている可能性がある単語や文章にはマークがつき、カーソルを合わせると指摘の理由や補足説明などを確認できます。

(※クリックすると大きなサイズが開きます)
Enno使用画像

使用した感想
  • 日本語のあからさまな間違い(タイプミス、スペースのエラー、誤字脱字、変換ミス、入力後の編集ミス、文字化け)を抽出してくれる
  • 「,」「.」を使用する理工系文書もチェックできる
  • 英語のスペルミスもチェックできる
  • 指摘の理由が丁寧に説明されており、学び・気づきが得られる
    例)「御社」の使い方に対する指摘
    【複数用法】就職活動などでは、おそらく「貴社」(きしゃ)とする方がよいでしょう。なお、神社に対する敬称としては正しい使い方です。 ※「貴社」は「記者」「汽車」「帰社」「喜捨」など同音異義語が多いため、聞き違いの少ない「御社」(おんしゃ)が会話で使われるようになったようです。

Ennoを実際に使ってみる

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2.Tomarigi

「日本語表現方法開発プロジェクト」の教育支援システムとして、青山学院大学で開発された校正ツール。
自分のPCにダウンロードして使います。

20以上のチェック項目があり、細かい校正が可能。
副詞を漢字で書くかひらがなで書くかのチェック、数字・英数字の半角チェックをはじめ、送り仮名が表記揺れしていないかや、若者言葉を使用していないかまでチェックしてくれます。

詳しい使い方は、公式サイト内で紹介されています。
>Tomarigiの利用方法を見る

(※クリックすると大きなサイズが開きます)
Tomarigi使用画像

使用した感想
  • 指摘事項が入力欄と別枠で表示されるため、見比べが容易
  • 設定をカスタマイズできるので、目的や文体に合致したチェックができる
  • 係り受け関係を図で示してくれる機能がある
  • インストール型

Tomarigiを実際に使ってみる

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3.日本語校正サポート

Yahoo!APIを使用した無料校正ツール。
シンプルなUIで使いやすいです。

(※クリックすると大きなサイズが開きます)
日本語校正サポート使用画像

使用した感想
  • ガイドがシンプルかつ親切なため、使い方がわかりやすい
  • 設定をカスタマイズできる
  • チェック結果が、表で出力される

日本語校正サポートを実際に使ってみる

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4.オンライン日本語校正補助ツール

※2023年3月現在、「校正開始ボタン」を押しても校正が完了せず、動作が確認できません

Taguchi Katanさんが提供している、Yahoo!APIを使った無料校正ツール。
このシステムを利用した「Twitter つぶやき日本語力診断」というサービスも公開しています。
任意のアカウントの直近200件のツイートに関して、日本語のチェックをしてくれます。

(※クリックすると大きなサイズが開きます)
オンライン日本語校正補助ツール使用画像

使用した感想
  • 指摘部分と指摘事項・言い換え候補が並んで表示されるため、見やすい
  • 漢字とひらがなの使い分けや、送り仮名はどこから振るべきかなど、用字のチェックが豊富に入る
  • 「助詞が抜けている箇所」の指摘や「い抜き」(やってます、など)の指摘をしてくれる

オンライン日本語校正補助ツールを実際に使ってみる

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5.文章校正ツール(so-zou.jp)

一度にチェックできる文字数は10,000字。
校正の仕組みにYahoo!APIを使用しているツールです。

(※クリックすると大きなサイズが開きます)
文章校正ツール(so-zou.jp)使用画像

使用した感想
  • 誤字脱字だけでなく、使用注意語、不快語(使用不適切語や隠語)などにも指摘が入る
  • 外国の地名、固有名詞、人名もチェックしてくれる
  • 「ら抜き言葉」もチェックしてくれる
  • 用語の言い換えや略語の指摘も入る

文章校正ツール(so-zou.jp)を実際に使ってみる

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6.プレスリリース校正ツール

​広報PR支援事業の株式会社バリュープレスが提供する校正ツール。
プレスリリース作成における広報担当者の確認作業効率化のためにつくられたそうです。
入力ミスや言葉の誤用がないか、わかりにくい表記が使われていないかなどをチェックしてくれます。
校正の仕組みには、Yahoo!APIを使用。

(※クリックすると大きなサイズが開きます)
プレスリリース校正ツール使用画像

使用した感想
  • 指摘箇所と指摘事項が横並びで表示される
  • 「表記・表現の間違いや不適切な表現に関する指摘」「わかりやすい表記にするための指摘」「文章をより良くするための指摘」が色別で表示される
  • 別途、有料にてプレスリリースに関するサービスを利用できる

プレスリリース校正ツールを実際に使ってみる

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7.PRUV

PRUVは、「助詞のミス」「ら抜き言葉」「二重敬語」「二重否定」といった基本的な間違いを検出できるだけでなく、自分だけのチェックルールを登録した辞書を作成できるのが大きな特徴です。

ユーザー登録すると、以下のように使いやすさが向上します。

  • 一度にチェックできる文字数が増える(400文字まで→20,000文字まで)
  • 1回のチェックごとに発生する待ち時間の発生条件が緩和される

またこのツールには、個人版(無料)と組織版(有料)の2種類があります。
組織版では、グループで辞書を共有できる機能などが利用できます。

わかりやすい操作マニュアルが公式サイトにて公開されているので、使い方に迷った場合も安心です。
>PRUVの使い方を見る

(※クリックすると大きなサイズが開きます)
PRUV使用画像

使用した感想
  • 入力されたテキスト情報を保存しないだけでなく、サイト管理者からも見られないようになっている
  • 操作マニュアルが充実しており、校正ツールを初めて使用する人でもカンタンに使いこなせそう

PLUVを実際に使ってみる

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8.Konisimple Tools

※2023年3月時点現在、「文書校正をする」ボタンを押すとエラーが発生し、動作が確認できません

文章を品詞分解してくれるツールです。
分解の結果は、CSVファイルでダウンロードもできます。
校正の仕組みには、Yahoo!APIを使用しています。

(※クリックすると大きなサイズが開きます)
Konisimple Tools使用画像

使用した感想
  • 指摘箇所と指摘事項が横並びで表示されるため、見比べやすい
  • 誤変換、誤用、使用注意語、不快語(使用不適切語や隠語)など、チェック項目が豊富

Konisimple Toolsを実際に使ってみる

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9.リライトマーカー

五条ダンさんが開発・提供する無料の校正支援ツール。
多用・乱用されがちな注意語句をハイライト表示してくれます。

(※クリックすると大きなサイズが開きます)
リライトマーカー使用画像

使用した感想
  • 「~という」や「~たり」といった、多用や乱用されがちな語句
  • 入力欄の文字のサイズ、フォントを変更できる

リライトマーカーを実際に使ってみる

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10.チョイミテーナ

文章を解析し、不自然な日本語になっていないかをチェックしてくれるサイト。
「入力ミス」「誤用」「わかりにくい表記」をチェックし、深刻度の高い順に「ピンク」「イエロー」「グリーン」「ブルー」で色分けしてハイライト表示してくれます。
文章の係り受けの状態を図で表示してくれるのもユニークです。

また、有料にはなりますが、文章の読み上げ機能も用意されています。
校正の仕組みは、Yahoo!APIを使用しています。

(※クリックすると大きなサイズが開きます)
チョイミテーナ使用画像

使用した感想
  • 有料で、読み上げ機能が利用できる(男女計8人の声)
  • 長すぎる主語(修飾語)に指摘を入れてくれる

チョイミテーナを実際に使ってみる

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有料の校正ツール5選は実際に利用してみた動画もご用意しました

文賢チーム宮本

「言い換え表現」を提案する機能や「辞書の共有機能」など、有料ならではの便利な機能にも注目してみてください。

11.文賢

「文賢」は、この記事を書いている私たち株式会社ウェブライダーが、2017年から提供している文章作成支援ツールです。
基本機能は大きく分けて4つあります。

1.校閲支援機能
誤字脱字だけでなく、敬語の誤り、差別用語や重複表現なども指摘します。
文章のケアレスミスを修正するのはもちろん、今まで誤用していた言葉や表現に気づくきっかけにもなります。

2.文章表現サポート機能
豊富なたとえ表現をレコメンドし、よりイメージの伝わりやすい具体的な文章になるようサポートします。
ことわざや慣用句のほかに、「文賢」オリジナルのたとえ表現も豊富に用意されています。

3.推敲支援機能
接続詞や助詞の使い方、漢字で書くかひらがなで書くかの判断、二重否定や句読点の使い方をチェックします。

4.アドバイス機能
箇条書きにすべき文章や主述関係のわかりづらい文章など、より伝わりやすい文章にするための着眼点をチェックリスト形式で示します。

チェックしたい文章をコピー&ペーストで文賢に貼り付けるか、ファイルを文賢上にアップロードすると、すぐに文章をチェックできます。

文賢のテキストエリアにPDFをドロップして文章をチェックしている様子
実際の使用画面

(※クリックすると大きなサイズが開きます)
文賢の使用画面1
校閲支援機能を使ったとき

文賢の使用画面2
推敲支援機能を使ったとき

文賢の使用画面像3
アドバイス機能を使ったとき

先ほどの営業メールの例文を入力すると、「主述関係が不明瞭」な文章に対してもチェックが入りました。

文賢の使用画面4

「文賢」を使用した動画
使用した感想
  • 辞書のカスタマイズや共有ができ、チームでのルール統一が図れる
  • チェックリスト形式のアドバイス機能があり、わかりやすい文章を書くための視点が得られる
  • 文章表現機能を使ううちに、たとえ表現や言い換え表現のボキャブラリーが増える
  • 同音異義語にマークをつけてくれるので、変換ミスに気づける
  • 同じ文末表現を連続使用している箇所にマークをつけてくれるので、文章を通して読んだ際に稚拙な印象となるのを避けられる
  • 日付と数字をハイライト表示してくれるので、日付や金額の誤りに気づきやすい
  • 音声読み上げ機能があり、目からだけでなく耳からも文章を確認できるので、誤字脱字やリズムの悪さに気づける

文賢の製品情報を公式サイトで見る

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12.Microsoft Word

Microsoftが提供している文書作成ソフト。
図形描画やグラフ、ホームページ作成など、文書作成以外の機能も豊富にあります。
校正可能な文字数に制限がないのもポイントです。
また「Microsoft 365」というパッケージ商品での販売なので、WordのほかにExcelやPowerPointなどのアプリも使えるようになります。

実際の使用画面

(※クリックすると大きなサイズが開きます)
Microsoft Word使用画像1

(※クリックすると大きなサイズが開きます)
Microsoft Word使用画像2

「Word」を使用した動画
使用した感想
  • 語数や文字種(全角英数字、半角カタカナなど)の使用数を教えてくれるので、視覚的に読みやすい文章を書くための参考になる
  • 文章のスタイルに沿ったモード(通常の文、くだけた文、公用文など)に切り替えられるため、TPOに合った文章が書けそう
  • 英語のスペルチェックのほか、ワンクリックで翻訳もしてくれる
  • 原稿の比較(変更点の確認)がカンタンにできる
  • 書いた文書をWebページに変換できる機能がある

Microsoft Wordの製品情報を公式サイトで見る

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13.Just Right!6 Pro

株式会社ジャストシステムが提供する校正ツール。
Microsoft WordやExcel、PowerPointなどの外部アプリと組み合わせて、拡張機能のような感覚で使用できます。

文体が統一されているか、助詞が連続して使用されすぎていないかなどもチェックし、読みやすさに配慮した文章を書くサポートをしてくれます。
チェックボックスをクリックすると、修正内容を反映できる点も便利です。

独自のルールが設定できる登録機能を使えば、作成する文章に応じたチェックができるので、文章の堅さに合わせたチェックが可能。
新旧の言葉や表現を適宜設定し、その傾向を学習してくれる「学習機能」がある点もユニークです。
また、オプションで「共同通信社 記者ハンドブック」や「医療辞書2010 for ATOK」を校正用辞書として利用することもできます。

実際の使用画面

(※クリックすると大きなサイズが開きます)
Just Right!6 Pro使用画像

「Just Right!6 Pro」を使用した動画
使用した感想
  • WordやExcelにアドインでき、 編集結果をWordやExcelに反映できる(※ただし改行などの、文章構成そのものが変わるような編集はできない)
  • 独自の校正用辞書を作成できる
  • 固有名詞チェックがある
  • 誤字・誤用、不適切な表現、表記揺れをチェックできるのが便利
  • 文体が統一されているかチェックできる

Just Right!6 Proの製品情報を公式サイトで見る

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14.ATOKクラウドチェッカー

株式会社ジャストシステムが提供する、クラウド上で使用できる校正ツール。
利用にはATOK Passport [プレミアム]アカウントの契約が必要です。
なおATOK Passportとは、ジャストシステム社が提供する日本語入力システムが利用できるサービスのこと。
[プレミアム]アカウントを契約することで、メイン機能の日本語入力システムに加えてATOKクラウドチェッカーなどの便利なサービスが利用可能になります。
校正エンジンにはJust Right!を使用しており、文体に応じた校正モードの切り替えも可能です。

実際の使用画面

(※クリックすると大きなサイズが開きます)
ATOKクラウドチェッカー使用画像1

(※クリックすると大きなサイズが開きます)
ATOKクラウドチェッカー使用画像2

(※クリックすると大きなサイズが開きます)
ATOKクラウドチェッカー使用画像3

「ATOKクラウドチェッカー」を使用した動画
使用した感想
  • 「ビジネス文」「公用文」「表記揺れ」など、用途に応じた校正内容を選択できる
  • 言葉の使い分けの提案もしてくれる(ご意見・私見・ご意向・ご高見など)
  • 語尾の表現(~してください「ね」)にも指摘が入る
  • シンプルなUIで、見やすくて使いやすい
  • 文字数カウントがあり、文章量の把握に便利
  • 指摘の理由がわかりやすい(文章での説明があり、納得感がある)
  • 機能の改善要望が出せる

ATOKクラウドチェッカーの製品情報を公式サイトで見る

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15.Press Term

株式会社NTTデータ東北が提供するツールです。
辞書は「基本辞書」「共同通信社 記者ハンドブック」「ユーザー辞書」の3種類が用意されています。
「ユーザー辞書」の内容は編集できるので、編集後のユーザー辞書を共有することで、組織での表現統一も可能です。
ユーザー辞書のほか、校正支援の各機能なども、自社・自チームの校正基準に合わせてカスタマイズできます。

実際の使用画面

(※クリックすると大きなサイズが開きます)
Press Term使用画像1

(※クリックすると大きなサイズが開きます)
Press Term使用画像2

(※クリックすると大きなサイズが開きます)
Press Term使用画像3

「Press Term」を使用した動画
使用した感想
  • 文章を形態素単位で細かくチェックできる
  • 同じ助詞の連続使用を指摘してもらえる
  • 文字数や行数もチェックできる
  • 辞書をカスタマイズできる
  • 「記者ハンドブック」辞書が搭載されている
  • 付属アドインを使用することで、Microsoft Office上での利用が可能
  • ツールの辞書に登録されていない言葉(未知語)を教えてくれるので、誤字脱字チェックに役立ちそう
  • モードを変更すると、縦書き形式で文章をチェックできる

Press Termの製品情報を公式サイトで見る

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校正ツール15選のひとつ「文賢」の機能を体験してみませんか?

「文賢」は、文章を貼り付けるだけでサクッとチェックしてくれる校正ツール。
記事制作からカスタマーサポートの現場まで、多くの方が導入されています。

公式サイトでは文賢の活用法や事例が紹介されているだけでなく、Zoomで気軽に参加できる「毎週開催のオンライン説明会」も好評です。
以下のバナーから、ぜひチェックしてみてください。

「文賢」バナー

「文賢」バナー

いかがでしたか?
校正ツールと一口にいっても、本当にいろいろなツールがあることを知っていただけたと思います。
校正ツールがあると、文章作成は飛躍的にラクになります。

多くの方に導入してほしい校正ツール。
そこで続いては、校正ツールを導入するメリットをあらためて解説していきます。

4.校正ツールを導入するメリット

女性の画像

校正ツールを導入するメリットは、大きく以下の3つです。

  1. 校閲や推敲を効率化できることで、生産性が向上する
  2. 誤用の指摘や、言い換え表現の提案によって、文章力が向上する
  3. 社外に発信する言葉を統一でき、ブランディングの強化につながる

「文賢」の事例を参考に、校正ツールを導入するメリットを一つずつ見ていきましょう。

【メリット1】
校閲や推敲を効率化できることで、生産性が向上する

校正ツールはとくに長文での校正で力を発揮します。
長文の校正となると、集中力が必要になるもの。
校正ツールなら、集中力を温存しながら校正作業を効率化できるため、業務の生産性が大幅に向上します。

「文賢」を導入され、業務効率が大幅に改善された企業さまの声を少し紹介しておきます。

【文賢の事例1】
保険代理店の株式会社ニッセンライフ

●会社概要
保険の比較や見直しが気軽にできる保険総合サイト『Will Navi』や、ファイナンシャル・プランナー相談サイト『FPナビ』を運営。

●導入後の効果
自社メディアの運営において、表記ルールを目視で確認するのに時間がかかっていたが、「文賢」の辞書機能で表記をチェックできるようになり、編集作業が大幅に効率化。
また、これまで複数のライターに同じフィードバックをしていたが、ライター自身に「文賢」で文章をチェックしてもらうことで、個々のフィードバックが減少。

【文賢の事例2】
Webサイト運営事業の株式会社cocowa

●会社概要
節約情報サイト「ノマド的節約術」や、お土産情報サイト「OMIYA!」など、複数のWebサイトを運営。

●導入後の効果
ライターが増えて編集やフィードバックの量も増えていたが、「文賢」でチェックしてから納品してもらうようにしたところ、1記事ごとの確認時間が減少。
空いた時間を経営方針や企画を考える時間に充てられるようになった。

【メリット2】
誤用の指摘や、言い換え表現の提案によって、文章力が向上する

校正ツールを導入する長期的なメリットとして、文章力の向上があげられます。

校正ツールによっては、誤字脱字をチェックするだけでなく、誤った敬語表現や、「敷居が高い」「役不足」のような誤用しやすい表現を指摘してくれます。

そのため、日常的に校正ツールを使うことで、日本語に関する知識を学べるのです。

また、「言い換え表現」や「言葉の使い分け」を提案してくれるツールを選べば、語彙が増えて表現力が豊かになります。

(※クリックすると大きなサイズが開きます)
文賢の使用画面5
言い換え表現を提案する「文賢」の「文章表現」機能。フレーズによっては例文を用意している

「文賢」を導入され、文章力が向上された企業さまの声を少し紹介しておきます。

【文賢の事例3】
Web集客パートナーの株式会社AXIS

●会社概要
2011年に岐阜市で創業し、Webコンサルティングやホームページ制作などを通じて、クライアントのインターネット事業の最大化に貢献している。

●導入後の効果
広告文のアイデア出しに「文章表現」機能を活用。
文章表現のバラエティ豊かな表現に触れることで、言葉の引き出しが増え、文章力が向上していることを実感。

【文賢の事例4】
人事労務管理ツール事業の株式会社SmartHR

●会社概要
全国3万社以上が登録するシェアNo.1のクラウド人事労務ソフト「SmartHR」を提供。

●導入後の効果
オウンドメディアの運営やコンテンツマーケティングにおいて、メンバーが無意識に使っている日本語の癖に気づけるようになった。(同じ文末表現の連続使用など)

【メリット3】
社外に発信する言葉を統一でき、ブランディングの強化につながる

意外に思われるかもしれませんが、校正ツールは企業のブランディングの強化にもつながります。
校正ツールを導入すると表記揺れをチェックしやすくなるので、ブランディングに重要な表記の統一を徹底できるからです。
また、経営者が発信する文章やプレスリリースのクオリティを校正ツールによって高めるのも、ブランディングによい影響を及ぼします。

以下は、ブランディング強化のために「文賢」を導入された企業さまの声です。

【文賢の事例5】
ベビー・キッズアパレルの株式会社Yom

●会社概要
ベビー・キッズ向けギフトブランド「MARLMARL(マールマール)」や、ファミリー向けユニセックスブランド「MATO by MARLMARL」などを運営。

●導入後の効果
ニュースページやプレスリリースの作成時に「文賢」でチェックすることで、表記揺れがなくなり、ブランドの世界観を守る一貫性のある言葉選びができるようになった。

【文賢の事例6】
グラフィック・エディトリアルデザインなどを手がける株式会社スイッチ

●会社概要
1996年にDTP制作プロダクションとしてスタートし、1998年からWebの制作やコンサルを手がける。

●導入後の効果
代表取締役の鷹野氏が書籍などの執筆にあたり「文賢」を活用。
「文章表現」機能で多彩な文章表現を目にすることで、文章に奥行きが生まれ、エモーショナルなブランドイメージを高められた。

校正ツールを導入することで得られるメリットをお伝えしました。
ただし、校正ツールには無料版と有料版があります。
前述したとおり、無料版と有料版とでは機能性の高さやセキュリティの安心感が異なります。
よってここからは、有料ツールを導入するメリットをあらためて解説していきましょう。

有料校正ツールを導入するメリット3つ

機能性の高さやセキュリティ対策は有料ツールならでは。
よって、本格的に業務フローに組み込みたい場合は有料ツールをオススメします。

有料校正ツールを導入するメリットは大きく3つあります。

  1. 機能が充実している
  2. サポートがしっかりしている
  3. セキュリティがしっかりしている

順に見ていきましょう。

【有料ツールのメリット1】
機能が充実している

有料ツールは無料ツールに比べて機能が充実しています。
代表的なのが、辞書をカスタマイズする機能。
たとえば「文賢」では、自社のルールを辞書に登録できるのはもちろん、メンバー間で共有やブラッシュアップができます。

(※クリックすると大きなサイズが開きます)
文賢使用画像6
文賢の辞書のルールの設定画面

また、有料ツールは、ただ誤字脱字を指摘するだけでなく、よりTPOに合った文章が書けるようサポートもしてくれます。
「Just Right!6 Pro」や「ATOKクラウドチェッカー」は「公用文」「ビジネス文」など用途に応じたチェックができますし、「文賢」は「公に発信する際に注意すべきチェックリスト」を公開しています。

【有料ツールのメリット2】
サポートがしっかりしている

有料校正ツールは導入前後のサポートが充実しています。

「文賢」では、導入を検討している方向けに、基本機能や活用方法を説明する無料のオンライン説明会を定期的に開催。
説明会の参加者には無料のトライアルアカウントを提供し、「文賢」をご試用いただくことも可能です。(※希望者のみ)
またヘルプページでは、「文賢」の使い方を画像や動画付きで詳しく解説しています。

(※クリックすると大きなサイズが開きます)
文賢ヘルプサイト
文賢ヘルプサイトのトップページ

一方、Just Right!6 ProやATOKクラウドチェッカーの場合、回数に上限がありますが電話での無償サポートが受けられます。
Press Termでは、辞書登録を請け負うサービスなど、校正ツールを自社に最適化するための個別サポートも実施しています。

【有料ツールのメリット3】
セキュリティがしっかりしている

有料校正ツールは、セキュリティ対策情報が公開されているなど、無料ツールよりしっかりしている傾向があります。

なぜなら、有料ツールの多くは企業向けに開発されており、企業が最も気にすることのひとつがセキュリティだからです。
社外秘文書なども校正ツールで扱う場合、通信の暗号化や文章データの管理など、セキュリティ対策について情報公開されていると安心です。
たとえば「文賢」や「ATOKクラウドチェッカー」でも、すべての通信をSSLで暗号化していると公開しています。

この流れで、校正ツールの導入で失敗しないために、導入前に検討しておくべきこともお伝えしておきます。

5.校正ツールの導入で失敗しないために検討すべきこと

チェック項目の画像

校正ツールは種類によって機能が異なり、使用方法もまちまちです。
そのため、自社に合っていないツールを導入してしまい、結局使いこなせなかったといった失敗がないように、導入前に以下の項目を検討する必要があります。

  1. 導入する目的を明確にする
  2. 業務フローのどこに組み込むかをイメージする
  3. セキュリティ対策をチェックする

【導入前の検討項目1】
導入する目的を明確にする

校正ツールを導入する際には、その校正ツールを使ってどんな目的を達成したいかを明確にし、その目的に合ったツールを選ぶことが大切です。
たとえば、自社のルールに沿ったチェックをおこないたい場合は、メンバー間で共有可能な辞書を作成できたり、チェック項目を細かくカスタマイズできるツールがオススメです。

以下に、校正ツールを導入する主な目的と、それに合ったツールの選び方や入っているとよい機能をまとめました。

【目的1】
誤字脱字を減らしたい

誤字脱字を減らしたい場合、有料ツールを選ぶのがオススメです。
なぜなら、誤字脱字のデータを蓄積するなど、無料ツールよりもチェック精度が高いからです。

また、複数のツールを導入して併用すると、より精度が高まります。

入っているとよい機能
  • 誤字脱字のチェック機能
  • 誤った敬語のチェック機能
  • 話し言葉・砕けた表現のチェック機能
  • 音声読み上げ機能

【目的2】
表記揺れの統一など、自社のルールに沿ったチェックをおこないたい

表記揺れを統一させるなど、自社のルールに沿って文章をチェックしたい場合は、独自の辞書が作成できるツールや、チェックの設定を細かくカスタマイズできるツールを選ぶとよいでしょう。
辞書を共有できるツールであれば、自社のルールの浸透にも役立ちます。

入っているとよい機能
  • 辞書作成・共有機能
  • チェック項目のカスタマイズ機能

【目的3】
読みやすくわかりやすい文章を書けるようになりたい

文章をより読みやすくわかりやすくしたい場合は、誤字脱字チェック以外の機能も充実しているツールを選びましょう。

入っているとよい機能
  • 誤った敬語のチェック機能
  • 冗長な表現のチェック機能
  • 漢字使用率のチェック機能
  • 音声読み上げ機能

【目的4】
チームで利用したい

校正ツールを部署単位やチーム単位で導入し、大人数で利用したい場合は、導入コストが安く、設定にリソースがかからないクラウドツールを選ぶとよいでしょう。
メンバー間でチェック項目を作成・共有できるよう、辞書機能が充実しているツールを選ぶのもポイントです。

入っているとよい機能
  • 辞書作成・共有機能

【目的5】
編集作業を時短したい

編集作業を時短したい場合は、動作が軽く、変更すべき箇所がすばやく確認できるUIのツールを選ぶのがポイントです。
設定画面がわかりやすいかどうかもチェックしましょう。

入っているとよい機能
  • 校正結果を文章に反映する機能

【目的6】
より豊かな表現で文章が書けるようになりたい

校正ツールを通して、豊かな表現の文章が書けるようになりたい場合、文章表現や言葉の使い分けを提案してくれたり、公に発信する際のアドバイスをしてくれたりするツールがオススメです。

入っているとよい機能
  • 文章表現のレコメンド機能
  • 言葉の使い分けの提案機能
  • 具体的な表現を促す「問いかけ」機能

【導入前の検討項目2】
業務フローのどこに組み込むかを決める

校正ツールをとりあえず導入してみたものの、誰も使わなくなってしまった・・・といったことがないよう、校正ツールによる文章チェックを業務フローのどこに組み込み、誰が使うのかを決めておきましょう。

校正ツールを業務フローのどこに組み込むのかによって、クラウド型とインストール型のどちらを導入すればよいのかも変わってきます。
たとえば、大人数や社外のライターさんに使ってほしい場合はクラウドツールが便利です。

ただ、業務フローのどこに組み込むか、なかなかイメージがわきにくいかもしれません。
そこで、「文賢」を業務フローに組み込む場合の3つの例をご紹介します。

1.オウンドメディアでの利用フロー例

オウンドメディアでの利用フロー例

オウンドメディア制作の場合、まずはライターが「文章表現」機能を活用して、多彩な表現の文章を執筆。
さらに編集者に提出する前に、ライター自身が「文賢」で誤字脱字などをチェックするようにします。

編集者は「校閲」「推敲」機能で、よりわかりやすく・読みやすい文章にブラッシュアップ。
公開前にも「校閲」「推敲」機能で再確認しつつ、「アドバイス」機能のチェックリストで「公に発信して問題がないか?」「わかりやすい文章か?」を最終チェックします。

公開後、記事内で使った表現で今後も使えそうなものは「辞書」に登録することで、オウンドメディア全体のクオリティを高めていけます。

2.カスタマーサポートでの利用フロー例

カスタマーサポートでの利用フロー例

カスタマーサポートでは、返信メールでの言葉の表記揺れを防ぐため、表記ルールを「文賢」の「辞書」に登録。
また、よく使う表現は「文章表現」機能に定型文として登録しておきます。

実際に返信文を作成する際は、必要に応じて定型文を活用しつつ、「校閲」「推敲」「アドバイス」機能で文章をチェック。
Gmailで送信する場合、宛先や宛名に誤りがないかをチェックしてから送れる拡張機能Gmail™ 誤送信チェッカー with 文賢を活用するとよいでしょう。

メール送信後、チームで共有したい表記ルールや定型文があれば、チーム用の「辞書」に反映しておくと、次回のカスタマーサポートに活かせます。

3.SNS運用での利用フロー例

SNS運用での利用フロー例

SNS運用の場合、「文章表現」機能でSNSで共感してもらえそうな表現を探しながら投稿の文面を執筆。
文面ができたら、「校閲」「推敲」機能で誤字脱字などをチェックします。

投稿前には再度「校閲」「推敲」機能でチェックするほか、「アドバイス」機能のチェックリストで「公に発信して問題がない投稿内容か?」「わかりやすい文章になっているか?」を確認。

投稿後、反応が良かった表現や、今後も使えそうな表現があれば、「辞書」に登録します。

【導入前の検討項目3】
セキュリティ対策をチェックする

校正ツールを導入したら、公開前の文章機密性の高い文章をチェックすることも考えられます。
そのため、各ツールのセキュリティ対策をしっかりとチェックしてから導入してください。
社内にセキュリティ部門がある場合は、セキュリティ部門と連携しましょう。

(※クリックすると大きなサイズが開きます)
文賢のセキュリティ対策
文賢のセキュリティ対策

ツールによっては、サービスページにセキュリティ対策についての記載がない場合があるので、注意が必要です。

6.校正ツールをさらに使いこなすポイント

チェックリストの画像

校正ツールはうまく活用すれば、文章作成およびチェックを大幅に効率化し、自社の成長に貢献してくれるものです。
ただし、そのためには、校正ツールの導入後にぜひやっていただきたいことがあります。
それは、以下の3点です。

  1. 使いやすくカスタマイズする
  2. オリジナルの辞書を作成する
  3. サポートデスクや説明会を利用して、ツールをより活用できる土壌をつくる

高機能な校正ツールを宝の持ち腐れにしてしまわないよう、チェックしていきましょう。

【使いこなすポイント1】
使いやすくカスタマイズする

有料の校正ツールの多くはチェック項目の変更が可能なので、自社の使いやすい形に設定することが大切です。
なぜなら、デフォルトの状態だと、自分たちがチェックしたい項目に指摘が入らず、チェックしなくてよい箇所ばかり指摘されてしまうといったことも起こりうるからです。

たとえば、堅苦しくない文体の広報ブログを書きたいのに、校正ツールの文章スタイルの設定が「公用文」になっていたので、全ての語尾に指摘が入った・・・となると非効率ですよね。

校正ツールは、校正の目的に合わせてカスタマイズすることで良さを発揮するので、ぜひ積極的に設定を変更してみてくださいね。

【使いこなすポイント2】
オリジナルの辞書を作成する

有料の校正ツールの中には、オリジナルの辞書を作成し、その辞書に沿って文章をチェックできるものもあります。
自社の表記ルールや注意したい表現を辞書に登録しておけば、表記揺れやミスを効率的にチェックできます。

「文賢」のように複数の辞書作成や共同編集が可能なツールであれば、「広報部」「営業部」など部署ごとに辞書をつくり、各辞書を共有するメンバー同士でルールをブラッシュアップしていくことも可能です。

(※クリックすると大きなサイズが開きます)
文賢の辞書作成・共有画面
文賢の辞書作成・共有画面

もし自社に校正のルールがない場合、校正ツールの導入を機にレギュレーションを整えるのもオススメです。
レギュレーションがあると文章のクオリティを高く維持でき、ブランド力の強化にも繋がります。

【使いこなすポイント3】
サポートデスクや説明会を利用して、ツールをより活用できる土壌をつくる

とくに有料の校正ツールは機能が多岐にわたるので、メンバーの中には使い方をしっかりと理解しきれず、せっかく導入したツールを活用しきれていない場合もあるかもしれません。
そうした場合、ツールをより活用できる土壌をつくることが大切です。

ツールを活用できる土壌をつくるには、ツールを使用しているメンバーから、使い方に関する疑問や不明点を定期的にヒアリングするようにしてください。

もしメンバーから疑問や不明点があがった場合、ヘルプサイトでマニュアルを確認したり、サポートデスクに問い合わせたりするとよいでしょう。
回数制限など条件がある場合もありますが、ツールによっては電話やメールでのサポートを受け付けています。

また、使い方の説明会や活用セミナーに参加するのもオススメです。
「文賢」でも無料のオンライン説明会をおこなっており、導入後の方にもご参加いただけます。

まとめ

今回の記事では、無料・有料の校正ツール15選の機能やチェック精度を比較しました。

冒頭でもお伝えしたとおり、校正ツールにはそれぞれ強みがあり、指摘するポイントが異なります。
そのため、「誤字脱字のチェックにはMicrosoft Word」「文章全体が読みやすいかどうかをチェックするには文賢」といった具合に、得意分野に合わせて複数のツールを使い分けることも検討するとよいでしょう。

もし今回ご紹介したツール以外にもオススメのツールがあれば、ぜひこちらのフォームより教えてください。
また、「このツールは設定を変えれば●●もチェックできる!」といったご指摘もお待ちしています。

今後も皆さんのご意見をもとに記事を更新し、校正作業に悩む方のお役に立てましたら幸いです。

もし「文賢」にご興味がある方は、以下のページをご覧ください。
「公に発信する際に注意すべきチェックリスト」といったアドバイス機能や、実務ですぐに使える文章表現機能など、「文賢」独自の機能についても詳しくご紹介しています。

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文賢チーム宮本

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
「文賢」のオンライン説明会では、「文賢」の基本機能やチームでの活用法をご説明しています。
希望者の方には無料のトライアルアカウントも発行しますので、ぜひお気軽に申し込んでくださいね。

この記事の制作者

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株式会社ウェブライダー

読みやすくわかりやすい文章を向き合い続けてきたWebマーケティング支援企業。
コンサルティングを通し、多くのWebサイトやオウンドメディアの改善を実施。
自社事業として、文章作成アドバイスツール「文賢(ブンケン)」、ソーシャルリスニングサービス「クマレル」やバナー作成アプリ「バナープラス」などを展開。
代表の松尾茂起は宣伝会議「編集・ライター養成講座」「SEO対策基礎講座」などに登壇中。
Webコンテンツ「沈黙のWebマーケティング」や「沈黙のWebライティング」は書籍化され、紙・電子あわせて累計19万部を突破。

コーポレートサイト:https://web-rider.jp

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