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文章を読みやすくする!読点の使い方9つのルール

2022/10/03 文賢マガジン編集部 文章を読みやすくする!読点の使い方9つのルール

この文章は文章作成アドバイスツール「文賢」で
チェックし、作成しました。

あなたは、自分の書いた文章を「読みにくい」と指摘されたり、逆に誰かの文章に読みにくさを感じたりしたことはありませんか。

「こちらの意図が正しく伝わらずに、取引先の誤解を招いてしまった・・・」
「同僚からのメールは読むのに時間がかかって、意味も理解しにくい・・・」

それはもしかしたら、文章内の読点の位置が原因かもしれません。

読点が多すぎたり少なすぎたり、または、不自然な位置に読点が打たれていると、読みにくい文章になってしまいます。
とはいえ、「いつもなんとなく読点を打っている」という方は多いのではないでしょうか。

実は、読点の使い方にはルールがあり、このルールを意識するだけで文章が格段に読みやすくなるんです。
この記事では「読点の使い方9つのルール」を紹介します。

自分ひとりで文章を書く場合はもちろん、チームや組織などで執筆するときのガイドラインとしてもお役に立ててもらえれば幸いです。

まずは、なぜ「読点の使い方を意識するべきなのか」をみていきましょう。
読点の大切さを実感してもらうために、いくつか例文を紹介します。

読点の位置を意識するべき2つの理由

まず、読点の位置を意識するべき2つの理由を紹介します。

主語や述語の位置が明確になり、読みやすくなる

読点のない文は、どこで区切って読めばよいかがわかりません。
読み手が区切る位置を考えながら読むことになり、負担がかかります。

50文字程度の、読点がひとつもない文を見てみましょう。

【Before】

メールを受け取ったユーザーはメールに記載されたURLを24時間以内にクリックして任意のパスワードを設定してください。

上記のように読点がひとつもない場合、文中の意味の区切りを認識するのが難しく、区切りを探しながら一文字ずつ読み進めなければなりません。
また、読点は「息継ぎ」にもなるので、声に出して読んでみると、一息で読むには少し大変なことがわかります。

以下のように読点で適切に区切ると、意味のかたまりが認識しやすいので、文が読みやすくなります。

【After】

メールを受け取ったユーザーは、メールに記載されたURLを24時間以内にクリックして、任意のパスワードを設定してください。

誤って解釈されてしまうことを防ぐ

読点を意識するべきもうひとつの理由は、誤って解釈されてしまうことを防ぐためです。

以下の文を見てみましょう。

【例】調べた通り道がない

あなたは、どのように解釈しましたか。
実は、読点を打つ位置によって意味が変わるのです。

【解釈1】調べた通り、道がない
【解釈2】調べた通り道が、ない

読点の存在によって、「~した通り」とも読めますし、「通り道」と読むこともできます。

このように、読点が適切に打たれていない文は、理解に時間がかかるだけでなく、書き手の意図が正しく伝わらない可能性があります。
だからこそ、文章を書くときは読点を意識することが大切です。

「なんとなく」で打たない!読点の使い方9つのルール

ここまでは、読点の位置によって文が読みやすくなること、解釈の誤りを防ぐ役割があることを確認しました。

続けて、読点の使い方9つのルールを紹介していきます。

複数の文から構成された「文章」においては、読点の役割がさらに重要になることを確認しましょう。

説明のために長めの例文を用意しました。
あなたも、「どこで読点を打つべきか?」読みながら考えてみてくださいね。

【Before】

今日はクライアントさまのWebサイトのリニューアル日。
この案件は実務経験が豊富な佐藤さんと鈴木さんが担当しています。
佐藤さんはプログラミングが得意で顧客との折衝もうまく上司や同僚からの人望が厚い人です。
プログラミング競技大会で優勝経験がある鈴木さんは新入社員です。

緊張で迎えた本番リリース日にトラブル発生。
鈴木さんが入念にテストを実施したのですが不具合に気づけませんでした。
佐藤さんが早急にトラブル対応して鈴木さんが取引先にメールを送りました。
しかし取引先の担当者は状況を理解していないようです。
取引先に理解してもらえるようわかりやすい説明をする必要があります。
部長が出向くことになりましたが昨夜の大雪で電車が遅延しているため打ち合わせに間に合いそうにありません。
鈴木さんは急いで取引先に向かう部長のためにタクシーを呼びました。
部長は誠心誠意担当者に謝罪しました。

無事にリリースを終えた佐藤さんは部長からの推薦もあって春からリーダーに昇格することが決まりました。

読点がまったくない文章は、やはり読みにくいですよね・・・。
「なんとなく、この位置かな?」と思いながら読んでいただいたかもしれませんが、いったい、どこに読点を打てばよいのでしょう。

読点を打つ位置は、「なんとなく」ではなく、明確な「ルール」があります。

これから紹介する9つのルールを意識すれば、読点の使い方に迷うことなく、読みやすい文章が書けるようになります。

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1.長い修飾語をもつ主語のあとに打つ

一般的な文には、主語と述語が存在します。

以下の文のように、修飾語によって主語が長くなっている場合、どこまでが主語であるかわかりにくいです。
読点がないと、意味の区切りを探すのに時間がかかるので、主語の部分が明確になるように読点を打ちます。

【Before】

プログラミング競技大会で優勝経験がある鈴木さんは新入社員です。

【After】

プログラミング競技大会で優勝経験がある鈴木さんは、新入社員です。

以下のように、主語の前に修飾語がなく主語がわかりやすい場合は、読点はなくてもよいでしょう。

【OK】鈴木さんは期待の新入社員です。

2.原因・理由・条件のあとに打つ

原因と結果の関係を示すときや、理由や条件を述べるときに、読点を打ちます。

【Before】

昨夜の大雪で電車が遅延しているため打ち合わせに間に合いそうにありません。

【After】

昨夜の大雪で電車が遅延しているため、打ち合わせに間に合いそうにありません。

原因・理由・条件のあとに読点を打つと、関係性がわかりやすくなります。
たとえば、以下のような接続表現のあとに読点を打ちます。

~ため、~ので、~だから、~れば、~たら、~(する)と、

3.逆接のあとに打つ

逆接とは、先に述べた事柄に対する予想外の結果を、あえて結びつけた関係です。

一文の中では、逆接の接続助詞「が」「けれども」「のに」などのあとに読点を打ちます。

【Before】

鈴木さんが入念にテストを実施したのですが不具合に気づけませんでした。

【After】

鈴木さんが入念にテストを実施したのですが、不具合に気づけませんでした。

上記の文では、接続助詞「が」のあとに読点を打っています。

また、以下のように、文頭で使用する接続詞の直後にも読点を打ちます。

【Before】

しかし取引先の担当者は状況を理解していないようです。

【After】

しかし、取引先の担当者は状況を理解していないようです。

文と文を逆接する「接続詞」には、具体的に以下のようなものがあります。

しかし、ところが、けれども、それなのに、でも

文章の読解を車の運転に例えると、読点にはブレーキの役割があります。
事態が変わる合図として逆接のあとに読点を打つと、読み手の注意を引き付けられます。

4.主語と述語の組み合わせをわかりやすくするために打つ

一文の中に複数の「主語+述語」が存在する文を「重文(じゅうぶん)」といいます。
重文では、主語と述語の組み合わせがわかりやすくなるように読点を打つとよいでしょう。

【Before】

佐藤さんが早急にトラブル対応して鈴木さんが取引先にメールを送りました。

【After】

佐藤さんが早急にトラブル対応して、鈴木さんが取引先にメールを送りました。

上記の文は、「佐藤さんが対応した」と「鈴木さんが送った」の、2つの「主語+述語」で構成されています。

なお、重文は読み手の理解が難しくなるので、文が長くなる場合は文を分けることも検討しましょう。

5.係り受けをわかりやすくするために打つ

係り受けとは、主語と述語、修飾語と被修飾語のような、文中での言葉の関係性のことです。

読点を打つ位置によって、係り受けの関係がわかりやすくなります。
また、修飾語の修飾範囲を明確にする役割もあります。

以下の文は読点がないため、修飾語「実務経験が豊富な」の修飾範囲が不明確です。

【Before】

この案件は実務経験が豊富な佐藤さんと鈴木さんが担当しています。

読点がないと、実務経験が豊富なのが「佐藤さんと鈴木さんの両方」なのか、それとも「佐藤さんのみ」なのか、2通りの解釈ができてしまいます。

修飾語の説明1

修飾語の説明2

このような文では、係り受けを明確にするために、読点が必要です。
読点を打つ位置によって修飾語の修飾範囲が変わることを確認していきましょう。

5-1.「実務経験が豊富」なのが「佐藤さんと鈴木さん」の両方の場合

修飾語「実務経験が豊富な」が「佐藤さんと鈴木さん」の両方に係ることを明確にするために、以下の位置に読点を打ちます。

【After】

この案件は、実務経験が豊富な、佐藤さんと鈴木さんが担当しています。

5-2.「実務経験が豊富」なのが「佐藤さん」のみの場合

修飾語「実務経験が豊富な」が係るのは「佐藤さん」のみで、「鈴木さん」には係らないことを明確にするために、以下の位置に読点を打ちます。

【After】

この案件は、実務経験が豊富な佐藤さんと、鈴木さんが担当しています。

6.修飾語の帰属をわかりやすくするために打つ

以下の文も、読点がないと読み手の解釈が分かれる可能性があります。

【Before】

鈴木さんは急いで取引先に向かう部長のためにタクシーを呼びました。

修飾語「急いで」が、「鈴木さん」と「部長」のどちらの状態をあらわしているのか、2通りの解釈ができます。

修飾語の帰属を明確にする1

修飾語の帰属を明確にする2

誰が急いでいるのかが明確になるよう、読点を打ちましょう。

6-1.「鈴木さん」が急いでいる場合

修飾語「急いで」が、後続の「取引先に向かう部長」に係らないことを明確にするために、以下の位置に読点を打ちます。

【After】

鈴木さんは急いで、取引先に向かう部長のためにタクシーを呼びました。

ただし、このような文は、語順を入れ替えて意味を明確にすることもできます。

【OK】取引先に向かう部長のために、鈴木さんは急いでタクシーを呼びました。

6-2.「部長」が急いでいる場合

修飾語「急いで」が、後続の「取引先に向かう部長」に係ることを明確にするために、以下の位置に読点を打ちます。

【After】

鈴木さんは、急いで取引先に向かう部長のためにタクシーを呼びました。

こちらも同様に、語順を入れ替えてもよいでしょう。

【OK】急いで取引先に向かう部長のために、鈴木さんはタクシーを呼びました。

7.連続する漢字やひらがなの区切りをわかりやすくするために打つ

漢字が連続する場合や、ひらがなが連続する場合に読点を打ちます。

以下の文では「誠心誠意」と「担当者」で、漢字が7文字も続きます。
読み解く負担を減らすために、単語の区切りで読点を打つとよいでしょう。

【Before】

部長は誠心誠意担当者に謝罪しました。

【After】

部長は誠心誠意、担当者に謝罪しました。

以下のように、ひらがなが長く続くときも、意味の区切りで読点を打つと読みやすくなります。

【Before】

取引先に理解してもらえるようわかりやすい説明をする必要があります。

【After】

取引先に理解してもらえるよう、わかりやすい説明をする必要があります。

8.物事や情報の並列をわかりやすくするために打つ

一文の中に複数の物事や情報を含めるときは、読点を打って、並列であることをわかりやすくします。
(※並列とは、同等なレベルの複数の情報のこと)

たとえば、以下の3つはいずれも、佐藤さんの特徴を示す表現です。

  • プログラミングが得意
  • 顧客との折衝がうまい
  • 上司や同僚からの人望が厚い

以下の文では、それぞれの特徴が同等の関係であることがわかりやすくなるように、読点を打ちます。

【Before】

佐藤さんはプログラミングが得意で顧客との折衝もうまく上司や同僚からの人望が厚い人です。

【After】

佐藤さんは、プログラミングが得意で、顧客との折衝もうまく、上司や同僚からの人望が厚い人です。

ただし、並べる情報が多かったり、文が長くなったりする場合は、箇条書きを用いることも検討しましょう。

9.文の途中で説明を加えるときに打つ

文の途中で説明を加えたり、意味を補足したりするときに、前後に読点を打ちます。

【Before】

無事にリリースを終えた佐藤さんは部長からの推薦もあって春からリーダーに昇格することが決まりました。

【After】

無事にリリースを終えた佐藤さんは、部長からの推薦もあって、春からリーダーに昇格することが決まりました。

上記の文では、途中の「部長からの推薦もあって」は、省略しても意味が通じます。

このように「省略しても意味が通じる、説明や補足として挿入する語句」の前後に読点を打ちましょう。

まとめ

ここまで、「文章を読みやすくする読点の使い方」として、9つのルールを紹介しました。

  1. 長い修飾語をもつ主語のあとに打つ
  2. 原因・理由・条件のあとに打つ
  3. 逆接のあとに打つ
  4. 主語と述語の組み合わせをわかりやすくするために打つ
  5. 係り受けをわかりやすくするために打つ
  6. 修飾語の帰属をわかりやすくするために打つ
  7. 連続する漢字やひらがなの区切りをわかりやすくするために打つ
  8. 物事や情報の並列をわかりやすくするために打つ
  9. 文の途中で説明を加えるときに打つ

この「9つのルール」に沿って、冒頭で紹介した例文に読点を打ってみました。
例文の全体を見てみましょう。

【After】

今日はクライアントさまのWebサイトのリニューアル日。
この案件は、実務経験が豊富な佐藤さんと、鈴木さんが担当しています。
佐藤さんは、プログラミングが得意で、顧客との折衝もうまく、上司や同僚からの人望が厚い人です。
プログラミング競技大会で優勝経験がある鈴木さんは、新入社員です。

緊張で迎えた本番リリース日にトラブル発生。
鈴木さんが入念にテストを実施したのですが、不具合に気づけませんでした。
佐藤さんが早急にトラブル対応して、鈴木さんが取引先にメールを送りました。
しかし、取引先の担当者は状況を理解していないようです。
取引先に理解してもらえるよう、わかりやすい説明をする必要があります。
部長が出向くことになりましたが、昨夜の大雪で電車が遅延しているため、打ち合わせに間に合いそうにありません。
鈴木さんは急いで、取引先に向かう部長のためにタクシーを呼びました。
部長は誠心誠意、担当者に謝罪しました。

無事にリリースを終えた佐藤さんは、部長からの推薦もあって、春からリーダーに昇格することが決まりました。

意味の区切りが明確で、誰が読んでも解釈が異ならない文章になったかと思います。

読点の使い方に迷ったときは、この記事で紹介したルールを参考にしながら、文章を書いてみてくださいね。

文賢チーム森文賢チーム森

チームや組織など複数人で文章を書くときには、ルールを共有しておくのがオススメです!
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